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データで見る!OTA予約を増やす写真撮影テクニック
こんにちは、阿部です!
今日は画像についてのお話です。
宿泊施設の集客において、OTA(オンライントラベルエージェント)は欠かせない存在です。
しかし、競争が激化する中、予約を増やすためにはお客様の目に留まる工夫が必要です。
その鍵を握るのが「施設の写真」
実は、OTAでの写真の質が予約率にどれほど影響するか、データからも明らかになっています。
今回は、データを基に、スタッフがすぐに実践できる撮影テクニックをご紹介します。
データが示す写真の重要性
トリップアドバイザーの調査によると、旅行者の93%が施設を選ぶ際に写真を重視しており、Expediaの分析では、高品質な写真を10枚以上掲載した施設は、予約率が最大48%アップするとの結果が。
さらに、照明が明るく、構図が整った写真は、そうでない場合に比べてクリック率が2倍になるというデータもあります。つまり、写真は単なる「飾り」ではなく、集客を左右する強力な武器なのです。
撮影テクニック:5つのポイント
宿泊施設の魅力を最大限に引き出しOTAで目立つ写真を撮るための具体的なテクニックを見ていきましょう。
特別な機材がなくても、スマホやデジカメで十分効果を上げられます!
- とにかく明るさを最優先
暗い写真は魅力が伝わりにくく、お客様の興味を失います。自然光を活用し、カーテンを開けて撮影するか、室内なら照明を全て点灯。明るい写真は暗い写真に比べ、閲覧時間が平均30%長いことが分かっています。
例)客室撮影なら、朝や昼の自然光が入る時間帯を選び、窓際から全体を写す。
- 「人」が入りたくなる構図を意識
お客様は「自分がそこにいるイメージ」を求めています。ベッドやソファを斜めから撮影し、空間に奥行きを持たせましょう。真正面からの平面的な写真は避けてください。
例)ベッドの角を起点に、少し斜め上から撮ると、部屋が広く開放的に見えます。
- 清潔感を強調する小物配置
散らかった部屋を撮影することはさすがにないとは思いますが、不要なものは排除。さらに、タオルやアメニティをさりげなく配置すると、生活感と清潔感が両立します。
例)ベッドにタオルを折り畳んで置き、バスルームではシャンプーを整然と並べる。
- 施設の「売り」を1枚目に
OTAでは最初の写真がサムネイルとなり、クリックされるかどうかを決めます。客室なら広さやデザイン、温泉なら雰囲気、地域の景色ならその美しさを強調。
例)海沿いのホテルなら、窓から見えるオーシャンビューを1枚目に設定。
- 季節感やイベントをプラス
季節限定の飾り付けやイベントを写真に取り入れると、タイムリーな魅力が伝わります。特にOTAでは「今行きたい!」と思わせることが重要。季節感のある写真は、通常の写真より予約コンバージョン率が20%高い。
例)秋なら紅葉と施設外観を一緒に、冬ならクリスマス装飾を室内に。
- 料理写真で食欲をそそる
ポイントは「色鮮やかさ」と「臨場感」です。自然光を使い、料理を45度斜め上から撮影。皿の配置はシンプルに、食材の質感が伝わるよう寄りで撮るのも効果的。料理写真が魅力的な施設は、飲食プランの予約率が25%アップ。
例)和食なら汁の湯気を捉え、彩り野菜を添えて鮮やかに。
撮影後のチェックポイント
撮影が終わったら、次の4つを確認してください。
- ピントが合っているか?
→ブレた写真はNG。 - 色味が自然か?
→過度なフィルターは逆効果。 - 枚数は十分か?
→最低10枚、客室・設備・外観を網羅。 - 料理のアップデートも忘れずに
→メニューが変わったら写真も更新。
まとめ
OTAでの成功は、写真の質で大きく変わります。明るさ、構図、清潔感、施設の強み、季節感、そして料理の魅力——これらを意識するだけで、クリック率も予約率もぐんと上がります。ぜひ次の撮影から試してみてください!