「英語」の記事一覧

翻訳の落とし穴:自動翻訳に要注意!

こんにちは、社内唯一の外国人スタッフ、ジュリアです。

最近、X(旧Twitter)でとあるホテルのポスターを見かけました。ロビーとテラスの利用時間を案内する内容なのですが、翻訳がなかなか衝撃的でした。

【話題の元ツイート】https://x.com/sho_in_bayern/status/1681526026768097281

中国語訳では、「ロビー(Lobby)」が人名の「ロビー(Robbie)」に変換されてしまい、文章全体が不自然になっています。

誤訳された中国語の内容:
「ロビー、君が提供してくれたものがベランダにあってありがとう。そのままミッドナイトまで。」

まるでロビーという人物に感謝を伝えているかのような文章になっていますね。一体どの自動翻訳を使われたのか、気になるところです。

このような誤訳の例は、実は珍しくありません。台湾のニュースでも取り上げられた話ですが、千葉県にある韓国料理店では、店主が「いらっしゃいませ」を韓国語に翻訳しようとGoogle翻訳を使用。しかし、翻訳結果として出てきた「오지 마라」は、実は「来ないで」という意味でした。
店主はそのまま翻訳結果を店頭に掲示してしまい、韓国語を理解するお客様に「入店しないで」と伝えてしまう事態に…。結果としてSNSで話題になり、最終的には専門の翻訳業者に依頼することになったそうです。

海外予約サイトでは、同じホテルでも Agoda・Booking.com・Expedia で名称が異なることがよくあります。そのため、お客様が「本当に同じホテルなのか?」と混乱するケースも少なくありません。

営業用の翻訳は、ビジネスの信頼性に直結します。自動翻訳は便利ですが、ニュアンスや文化的背景を考慮した正確な翻訳が必要な場面では、専門の翻訳者に依頼するのがベストです。

当社では、台湾向けの繁体字翻訳や英語翻訳、さらに海外サイトに関するノウハウを提供しております。翻訳に関するお悩みがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください!

モーニングコールって英語じゃないの?

こんにちは。語学オタクの土居です。
ホテル勤務時代から語学に関わる頼まれごとをオタクパワーで対応してきました。

ホテル用語には英語由来のものが数多くありますが、英語だと思っていたら和製英語=日本語だったという用語も混ざっています。そういう用語をとりあげてみます。

前置きですが、和製英語は悪いものではありません。和製英語は日本語ですので日本人同士では堂々と使っていきたいと思います。ただ、海外のお客様には通じないため、それが和製英語であることと英語での言い方を知っておくと役に立つと思います。

●和製英語⇒英語(発音)
・モーニングコール⇒wake-up call(ウェイクアップコール)
・(苦情)クレーム/コンプレ⇒complaint(コンプレイント)
・グレードアップ⇒upgrade(アップグレード)
・リピーター⇒a regular customer/repeat guest(ア リピートカスタマー/リピートゲスト)
・クーラー/エアコン⇒air conditioner(エアコンディショナー)
・シーズンオフ⇒<米>off-season <英>close season(<米>オフ・シーズン/<英>クロウズ・シーズン)
・シングルユース⇒一言で表す英単語はありません。「1人で泊まる」を英語で言うことになります。英語の「single-use」は「使い捨ての(1回だけ使われて捨てられる)」という意味です。
・スイートルーム⇒suite(スイート)
※suiteは「一続きの部屋」という意味なので、意味が重複する「ルーム」は付けません。 

以上、和製英語をいくつかご紹介しました。

「えー!和製英語ばっかり!英語はないの?」
もちろん発音がカタカナというだけで、英語もたくさんあります。そのまま英語として使える言葉もご紹介します。ただし、カタカナ発音と英語発音の違いにはご注意です。

●カタカナ英語⇒英語
・ルームサービス⇒room service
・ヒーター⇒heater
・オーバーブッキング⇒overbooking
・オーシャンビュー⇒ocean view
・アーリーチェックイン⇒early check-in
・レイトチェックアウト⇒late checkout

いかがでしょうか。まだまだありますので折を見て第2弾を書きたいと思います。

足シポマサーヅ

こんにちは。語学オタクの土居です。
ホテル勤務時代から語学に関わる頼まれごとをオタクパワーで対応してきました。

今回のブログタイトルの「足シポマサーヅ」ですが、15年前に行った香港でホテル周辺を散策していたときに、カタカナでこう書かれた看板をいくつも見かけました。

お店に入ることはなかったのですが、きっと「足つぼマッサージ」のことですよね。

観光地なので日本人向けに日本語で書いているのだと思いますが、どのお店も「足シポマサーヅ」と同じように間違えていたことが強く印象に残っています。

お店に行った日本人旅行者が、わざわざ間違いを指摘することはないのだと思いますし、「どの店もみんな同じように書いているから」お店は正しいと思っているのかもしれません。

日本にも分かるけど変てこな外国語で書いている看板がたくさんあります。そんな看板を集めたウェブサイトまであります。そういう変てこ外国語の看板を見た母国語の旅行者は、「足シポマサーヅ」の看板を見た日本人と同じ感情を抱くことになります。

「間違えているけど伝わるからそれでいい」のか、「間違えているのはちょっとかっこ悪い」から伝わるけれど直すのか。ホテルやお宿の考え方によるのでしょう。

せっかく外国語で案内や看板を出すなら「伝わるけど間違っている案内」よりも、伝わるだけでなく間違っていない案内のほうがいいな。

そう思われたなら、ぜひ弊社にご連絡を。
英語オタクの土居と台湾出身のスタッフが、ご案内や看板作成もサポートしています。

さて、ホテルでは和製英語と言われているカタカナ語が多用されていますが、果たして、そのカタカナ語は英語として通じるのでしょうか。みんなが使うから英語だと思っていたけど、じつは通じない和製英語にも取り上げてみようと思います。

You are lucky?!

こんにちは。語学オタクの土居です。
ホテル勤務時代から語学に関わる頼まれごとをオタクパワーで対応してきました。

ホテル勤務時代のことで10年ほど前の話です。ある多忙日、オーバーブックしていてフロントではチェックインにいらっしゃったお客様に「詰め」をお願いしていました。

そこへ海外から来たご家族がご到着されました。ツイン×2室のご予約でしたが、できればスイート1室にみんなで泊まっていただき部屋を1室空けたい状況でした。

その「詰め」の案内を英語でしてほしいということで私が呼ばれました。接客経験はあるものの、勤務していたホテルでは裏方専門でフロントに立ったことがなかった私。作戦を立ててお客様に言ったのが「You are lucky!」でした。

(英語で)「お客さん、ツいてますよ!ちょうどスイートが空いていて、今なら家族みんなで同じお部屋に泊まれます。料金は変わらずにご用意できますよ。いやあ、ツいてますね~。」

今考えるとちょっと怪しい営業トークですが、お客様は「それはラッキーだ」と喜んでスイートに泊まってくださり、ツイン×2室が空いてホテルもめでたしで、自己満足していたものでした。

実は英語の「Sorry」には自分たちの非を認める強い意味があり、非があるのだからどんな要望(叱咤)をしても許されるだろうというニュアンスを与えてしまうと聞きます。日本語で枕言葉のように使われる「申し訳ありませんが」よりもだいぶ強い意味を持ちます。そのため、できるだけ「Sorry」を使って「詰め」をお願いしなければならない事情を説明したくなかったというのが本音です。

幸い「You are lucky!」の時点でお客様は気持ちよくスイートにお泊まりいただけて、ホテルはオーバーブックをやらかしたという情報を出さずに済んで結果オーライでした。

英語の「Sorry」についてお話ししたいと思ったのと、日々多くのお客様に触れている皆さまのほうが慣れているとは思いつつ、お互いの文化背景を理解して気持ちよく過ごせる方法が見つかればいいなと思うのでした。

インバウンド集客のお手伝い

連日「円安でインバウンド絶好調」というニュースを目にします。
電車に乗ったり、街を歩いているとインバウンドが戻ってきたという実感がします。
円安の追い風と春の桜シーズン、人気の「Hanami(花見)」でインバウンドが増えているようですね。

インバウンド集客対策として、
ご施設様を認知してもらうためにも海外旅行サイトへの登録が重要となってきます。

=インバウンド集客のお手伝い=
弊社ではインバウンドの集客に欠かせない海外サイトの登録・管理をお手伝いします。
「インバウンドの販売強化をしたい」
「海外サイトに登録はしたが、人手不足で管理ができていない」
弊社には英語堪能なスタッフ、台湾出身のスタッフ、海外OTAサイト管理専門スタッフがおり、ご施設様のお悩みにお答えします。
ぜひ、ご相談ください。

info@s-total.co.jp
011-737-1771

英語や中国語について相談したい

こんにちは。語学オタクの土居です。
ホテル勤務時代から語学に関する頼まれごとが多かったため、調べながら英語のメール、英語の案内文、英語のお品書きなどなどを書いてきました。

語学にまつわる難題をオタクパワーで乗り越えてきたおかげで今では旅館やホテルのお客様のサポートに生かせています。

オンラインの機械翻訳を使っている施設様も多いかもしれません。
機械翻訳は精度があがってきているとは言え100%正しく仕上がることはありません。英語が分かる人なら間違いに気づけますが、分からない人には「それっぽいけど間違いがある」英文が正しく見えてしまいます。

間違いと知らず、正しいと信じて怪しい英文を張り出していることがあるかもしれません。
社内で自分たちが内容確認するには機械翻訳は活用できますが、お客様向けのメールや案内は英語が分かる人に見てもらうのが一番です。

弊社では語学オタクの土居が英語を、台湾出身のスタッフが繁体字(中国語)に関してサポートしています。

宿泊プランや「社内禁煙」「禁煙室で吸ったらクリーニング代」のご案内、「飲み水です」という客室のサインから、送迎バスの案内、お客様からの問い合わせの内容確認や返信文の作成、名刺に入れる英語の肩書や住所まで、外国語対応の困りごとをお手伝いしています

お気軽にご相談くださいませ。